気をつけるべき事 その4
◆目指すは小さな本社
「小さな本社」を目ざすのは、単に本社管理部門のコストを削減するだけが狙いではないそうです。
本社の指揮命令系統の重複をさけ、責任と権限を明確化することによって、本社と現場とを直結させ、変化に敏速に対応できる体制をととのえることにむしろ主眼があります。
大企業病が進行した場合のもっとも大きなダメージは、経営環境の変化に敏速に対応できなくなることにあります。
それを予防するためには、日常業務の責任と権限を、できるだけ現場に近いところに委譲し、本社は、戦略的な意思決定と現場へのサポート業務に専念するという体制が望ましいのです。
なお、「小さな本社」を実現するためには、トップが現場重視の経営方針を打ち出し、「本社に勤務することが最高のエリートコース」という既成概念を打破することが必要です。
そのためには、現場で実力を発揮した人材を抜擢するなど、実例で示すことがもっとも有効といえるでしょう。