気をつけるべき事 その5
大企業病が発生するもう一つの根源は、部門別の独立採算制をとっている企業に起こりがちなセクショナリズムの台頭にあります。
部門別の独立採算制は、もともと、各部門が収益に対する責任をもつ組織で、社内競争を促進し、「甘えの構造」がはびこることを予防することが主な狙いなのです。
部門別の独立採算制そのものが大企業病を予防する役割を果たしているわけだが、これがいきすぎると、部門のエゴが強くなり、「全体の利益より部門の利益を優先する」というセクショナリズムが発生してしまうのです。
そうなると、組織のタテ糸は強化されるが、部門間をつなぐヨコ糸が弱くなってしまい、部門別独立採算制のデメリットが表面化してしまうそうです。
このようなタイプの大企業病を予防するためには、部門間のヨコ糸を強化するためのさまざまな仕組みを工夫することが必要です。